【バトルレジェンド9位 マスター使用構築】エルテラオーガV2
技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | 持ち物 | |
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アルセウス霊 | しんそく | シャドーダイブ | 剣の舞 | まもる | マルチタイプ | もののけプレート |
リザードンY | かえんほうしゃ | ねっぷう | 吠える | まもる | 猛火 | リザードナイトY |
カイオーガ | しおふき | ハイドロポンプ | だくりゅう | かみなり | 雨降らし | 拘りスカーフ |
ナットレイ | ジャイロボール | 宿り木の種 | まもる | 鉄の棘 | オボンの実 | |
エルフーン | 袋叩き | 追い風 | 挑発 | アンコール | 悪戯心 | ラムの実 |
テラキオン | インファイト | 岩雪崩 | ファストガード | まもる | 正義の心 | 気合の襷 |
意地っ張り411-372-276-×-276-310
努力値 120-252-×-×-×-136
・臆病オーガを始めとする最速90族抜きラインと一定数いるだろう思われる霊獣ランドロスを意識した91族抜き
○構築としては4番目に入ってきたポケモンではあるがその種族値、マルチタイプによる自由度からやはりアルセウスを採用する選択肢しか見えなかった。ノーマルアルセウスのタイプ一致珠神速の縛り性能は魅力的だが相手の猫だまし、格闘技を貰うのを嫌ったのと自分の考えるメタゲームにおいて本番ではノーマル神速アルセウスはファストガード等対策されると感じたのでシャドーダイブをメインウェポンにして次に霊というタイプが非情に優秀でタイプだけで相手を詰ませれる性能も持ち合わせているので自然と霊アルセウスに決定しました。調整に関しては当初の予定ではASで使用する予定だったが準速の同速ミラー(シャドーダイブ等)を考えたときにどう考えてもSの努力値が勿体無い気がしたのとやはり自分はS関係に置いて抜いてる抜かれてるをはっきりしたかったので最低限のSラインを定めて残りはHに振り耐久指数を上げる事にしました。不一致神速の火力のなさに疑問を感じ本番直前まで神速の枠をかわらわりにするか迷ってましたが優先度+2で打てるサブウェポンという視点から見ればこれほど優秀なものはないので結局神速のままでいきましたが結果的に正解でした。
臆病322-×-203-281-207-328
→進化後322-×-203-381-267-328
努力値100-×-44-108-4-252
・先述したアルセウスを晴れ下火炎放射で確定2発
・晴れ下火炎放射でH振りギルガルド確定1発
・無補正メガライボルトの10万ボルト確定耐え
○アルセウスとほぼセットで入ってきた5枠目のポケモン。この構築で最も選出率は低いがリザードンの役割として、後述するエルテラ選出でテンポが取りづらい(取れない)初手オーガルンパに対して猫だましの通らないアルセウスと共に初手投げしメガシンカ+剣の舞でアドバンテージを取っていきます。このルールで最も多いメガシンカポケモンはクチート、次点でガルーラでそのクチートに圧倒的に強くガルーラに対しても同速ミラーで負けて捨て身タックルを打たれない限りは不利が付かないのと補助ポケモンとして処理が面倒なモロバレルやナットレイに対しても強いです。オーガルンパには殆どの確率でクチートが入ってるのでそれらをまとめて壊滅させる事が出来ました。炎技ウェポン×2+補助という構成ですがねっぷうは確定として次にワイドガードを透かせて命中100の炎技単体技を連射したかったので火炎放射を選択、フレ戦や大会中ソーラービームやオーバーヒートを打ちたいと思える場面はなかったのでこれでいいと思います。補助技に関しては最初は相手の物理やアルセウスを腐らせる為に鬼火を入れてましたがこの構築はトリックルーム構築に対して若干薄いのとリザードンが場で腐ってしまった場合を考え相手のアルセウス等の起点を回避する為に吠えるを選択しました。オーガルンパやオーガルンパディアルガクチートのようなスイッチトリル相手にはほぼ全て完封して勝つ事が出来ました。
控えめ341-×-216-438-317-279
努力値CSd
○この構築の軸、エルテラオーガを担う1体です。後述するエルテラ展開をした後に掃除役として投げます。他にもテラキオーガと投げてファスガ潮吹きを連打したりします。エルテラ展開では追い風を絡めるので持ち物を眼鏡にして制圧力を上げようかと思いましたが必ずしも毎回追い風が残った状態で場に出せるとは思わなかったので単体性能と上からの縛り性能を重視しスカーフを持たせました。話は変わりますがカイオーガに拘りアイテム(スカーフ、眼鏡)を持たせる時はスカーフの場合は控えめ、眼鏡の場合は臆病しかあり得ないと思ってます。控えめスカーフの理由は6世代基準だけで言うならばダブルダメージ潮吹きがガルーラに対して乱数が乱数75%から18.8%まで下がってしまうのと上からの縛り性能を重視するべきカイオーガがミラー等を意識して火力を下げ性能を低下させるのはおかしい。そもそもミラーを考えるなら構築内でカイオーガに強くするべきであるのでカイオーガでカイオーガの上を取るのは間違っているという考え。臆病眼鏡の理由は臆病にしないと追い風下で相手のスカーフダークライが抜けません。一概には言えませんが電磁波コントロールのような構築なら控えめ眼鏡もアリかもしれませんが臆病眼鏡カイオーガで十分な火力は確保出来てるので今度は逆に相手に上を取られる可能性を考えると素早さは落とせないと思います。今回の技構成は水ウェポン3つという小学生のような構成ですが(※命名 小学生オーガ)この環境では氷技は必要なく氷技で拘ったカイオーガは流石に弱すぎるのでこの構成以外あり得ないです。少し削られたときに打てる濁流、ワイドガードを透かせるハイドロポンプ、メインウェポンの潮吹き、相手のカイオーガへの打点となる雷どれも切る事が出来ません。氷技を採用してる人はちょっとよくわからないです。カイオーガは間違いなく最強ポケモンでした。
勇敢352-283-305-×-291-40 ※最遅
努力値252-136-28-×-92-×
・無補正カイオーガの眼鏡潮吹きオボン込み2耐え
○トップメタのアルセウスカイオーガに強く雨ナットのシナジーで相手を詰ませれるポケモン。一般枠ながらも相手のグラードンや炎技を持ってない禁止伝説枠相手に殆ど有利が付きます。この構築の最後に入ってきた枠で先述した雨ナットのシナジーとトリックルーム耐性が薄いのをナットレイで多少はカバーします。配分に関してはまずカイオーガに対して基本後無げはしませんが2発で倒されてしまうのでは話にならないので最低限の耐久と火力を両立した欲張りな配分となっております。Lv100はLv50時に比べて耐久優位になるので(乱数が2つ程ズレる)耐久への努力値は少なく済みました。トリックルーム構築は主にクレセリアグラードンを主軸にしたクレセグラと呼ばれるものとディアルガカイオーガクチートを主軸としたディアオーガクチートがあります。クレセグラにはそもそもナットレイで有利が付き、ディアオーガクチートには先述したアルセリザードンで崩した後詰めとして仕事させます。トリルを貼られなければカイオーガが制圧し、貼られてもナットレイがそのケアをするという体制を取っていました。選出率は対して高くなかったものの選出した試合では確実に仕事をし活躍してくれました。
臆病304-×-227-190-186-364
努力値172-×-84-×-×-252
・無補正メガガルーラの恩返し耐え ※全国ダブルの流用
○この構築の重要なS操作要因と相手のダークホールや補助技での起点を妨害、阻害していきます。電磁波や催眠等でこちらのテンポを崩してくるポケモンに最低限の行動が保証できるラムの実。本当は特殊耐久よりの調整にすべきでしたがしっくりくる配分が考えれなかったので全国ダブルの調整をそのまま流用。相手のファイアローに対してテラキオンがファスガを強要されるのを嫌いバコウの実を持たせる事も考えましたが状態異常に対するラムの実の安心感に敵うものはなかったです。技構成はエルテラオーガの軸である追い風、袋叩き、挑発は確定で最後の枠は割と迷いました。当初は猫だまし+潮吹きに対してテンポアドバンテージを取られるのでまもるを入れてましたがそれに関しては先述した通りアルセウスリザードンで対処出来るのでワンチャンス拾える威張るにしようとしたが本番前に威張るの技マシンがBPアイテムという事に気付き面倒だったのでアンコールにしました。アンコールは元々レベルの低いプレイヤー(猫だましやトリックルームした後に居座り等のプレイングをしてくるプレイヤー)にしか有効ではなく相手依存の技なので採用を渋っていたのですがアルセウスの起点を作る為の技縛りやエルフーンの前でジオコントロール積んでくるゼルネアスが多くいたのでアンコールはあって良かったと思いました(実際ジオコン積まれたらアンコールをしたとはいえどアンコが切れる前にゼルネを倒すか倒せなかった場合エルフーン自体を再度アンコールする為に取っておかなければならなかったので苦戦を強いられたが)。次このようなエルテラを使う機会があったらアンコールの枠を手助けにしてみようかなと思います。
陽気324-357-216-×-216-346
努力値ASh
○バトルレジェンド一般枠最強ポケモン。構築の軸であり攻守の要。(このテラキオンは襷を持たせており行動が保証されているので叩きが成立しなくてもインファイトが2回打てて後発のカイオーガの圏内まで削る事が出来ます。ファストガードでカイオーガへの先制技や悪戯心の補助技を防ぎます。エルフーンテラキオンという並びは後発にカイオーガを置けるGS系統のルールで最も選出しやすく叩きが決まらなくても十分に仕事してくれる事が多いです。テラキオンさえ取っておけばファストガードしながら潮吹き連打できるのもポイントです。神速に対して耐性を持ちアルセウスに強いだけでなくS108からのインファイトでガルーラを縛る事が出来ます。)
※()内は引用
ー選出ー
相手がこちらのカイオーガを先制技以外で対応できない場合
+X
○ファスガ潮吹き連打でイージーキル。
基本選出であり殆どの相手に対応できる
○まもる追い風→叩き雪崩でカイオーガやアルセウスの圏内に入れることを考える。エルテラの性質上叩き雪崩等で相手の場の2体を削りきれずこちら2体が落とされてしまう場面がありますがその場合場にスカーフカイオーガとアルセウスが並ぶので潮吹きで相手の場の2体を縛りながら剣の舞を選択する事によって一気に逆転が可能です。アルセウスは単体でも強いが剣舞してこそのアルセウスなので隣で縛りながら無理矢理にでも積んでいく事が望ましい。初手エルテラでファスガ挑発で猫騙し+補助等を阻害、妨害もします。
VSカイオーガルンパッパ系の雨ビートダウンやカイオーガルンパッパを絡めたスイッチ
or
○先述した通り猫騙しの通らない霊アルセウスとリザードンを選出しメガシンカ+剣舞でアドバンテージを取ります。悪戯心雨乞い+カイオーガは見ればすぐ分かるので選出を変えていきますがルンパッパが雨乞いを持ってるパターンは考慮外です。トリルをされそうになったら吠えるを選択し相手への展開を許しません。初手ディアルガでいきなりトリルを張りに来た場合、吠えるを選択してもいいのですがトリル偽装眼鏡流星群などを考慮すると火炎放射とシャドーダイブを選択したほうが安定します。火炎放射シャドーダイブで大抵のディアルガ等トリックルーム要員は落とせますし仮にトリルを張られてしまった場合ナットレイを後投げしケアしていきます。後発テラキオンは場合によってはするかもしれませんが恐らく100戦やって1回あるかないかでしょう。
〜感想〜
○自分はこのルールが発表された時からアルセオーガの軸で行くと決め当初はアルセオーガルンパファイアロークチートガルーラという構築を組むもディアルガやトリル耐性の薄さから構築に対する考えが迷走している時に副島龍之介君からエルテラオーガ軸のギミックとメンツを貰い今まで組んできた構築を破棄しエルテラオーガとその他の個体の調整と立ち回りパターンを煮詰めて本気でこの大会に臨んできました。→本家エルテラオーガの記事 http://ronriyatom.hatenablog.com/entry/2014/07/28/090146 負け試合は安定行動を重視しすぎた手なりの温いプレイングをしてしまったのと圧倒的有利から詰めを誤りカイオーガに一貫を取られるなど自分のプレイングに関する反省点は見られました。自分のプレイングが甘かったとはいえ自分から見てそこまで考えられてない"甘い"構築などを使ってる人と同じような戦績やレーティングが近い事に憤りを覚える部分もあります。30戦という仕様上このような事は仕方がないと割り切ります。次公式大会へ本気で参加する際にはサブROMを用意して参加したいと思います。マッチングした相手で最も苦戦したのはカポエラー+フェアリーアルセウスでしたがそれでも勝つ事は出来たので殆どの構築で不利になることはなかったです。立ち回り上勝てないと踏んでいた猫だまし+スカーフゼルネアスの構築にマッチングしなかったことは運が良かったです。今大会エルテラオーガのギミックを使い上位に食い込むであろう人が2人ほどおり全員別の構築を使用していると思われます。副島龍之介君曰く僕が使用したこのエルテラオーガは眼鏡オーガではなくスカーフを使用しているのでVersion2に当たるとの事なのでV2:これが由来になってます。副島龍之介君とその他調整試合をして下さった皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
■結果 26勝4負(エラー2)
1日目 10-0 R1652
○○○○○○○○○○
2日目 5-0 R1721
○○○○○
3日目 11-4 R179X (※順位は結果が出てから追記 恐らくR1797)
××○×○○○○○○×○○○○
□1日目と2日目順調なスタートを切って3日目の潜り始めに基本回線エラーなんてまず起きないのに自分側のエラーを見せ合いで2連発、早速勝てそうな相手にレート合計50程吸われ2日目の勝ち分がごっそり消えて泣きそうになる(初日から毎試合試合後にエラーが起きてて試合中または見せ合い時でのエラーを回避するためにわざわざ本体更新までしたというのに・・・)。優勝目指して取り組んできたので最後まで諦めずに頑張りました。3日目は深夜から潜り15戦中14戦(2エラーの内の1つが海外勢)がそこそこレートあって強い日本人だったので予想以上にレートが伸びていきました。ニコ生とかの枠を見てると結構海外勢とのボーナスゲームをしてる人が多かったので少し羨ましかったです。海外勢とは6回しか当たりませんでしたが終始緊張感を持って対戦できたので凄く楽しかったです(小並感)。恐らく1ページ目には入れてると思いたい。エラーは言い訳には出来ませんがエラーがなかったら優勝狙えてたと思います。ここでエラーの話を出す理由として30戦という仕様上どうしても「23-7ほぼ勝ちのエラーが4つ。あのエラーがなければ上位に入れた」と言う人が出てくるのですがそれはエラー込みで上位に入った人が言える言葉だと思ってるので自分もそういった見苦しい言い訳の例にならない為にも力の限りを尽くしたつもりです。楽しかったので30戦でこのルールが終わるのは勿体無い感じはしますがまたいつかGS系のルールが開催された暁には積極的に参加していきたいですね。世界で最もカッコいい構築を使ったと自負しています。
※結果が出ました
○最終戦の相手のレートが思ったより低かったようで伸びませんでした。1ページ目以外ならショックを受けていただろうと思うので満足です。