Generation Showdown 16位 マスターカテゴリ ゼルネアス展開グッドスタッフ
実数値:207-×-119-174-118-166
○構築の軸でありGeSルールの禁止伝説枠で最もスペックが高いポケモン。ジオコントロールを積んだ後の制圧力は他には変えられないのでパワフルハーブ一択。調整に関してはCSに振り切っても良かったのですがジオコントロールを積んでしまえばCに振り切らなくても十分な火力が出せるので少しでも何かの攻撃を耐える可能性が欲しかった等の理由でHやBに努力値を割いてます。調整はエースワイルドさんのコピー、調整先は分かりませんがテストプレイ中ゲンシカイオーガの根元の波動を4耐えたりと調整した成果がある程度見られたのでこれで良かったと思います。ゼルネアスでゼルネアス倒してゼルネアスでゲンシグラードン倒してゼルネアスでゲンシカイオーガ倒してゼルネアスでクレセリア倒してゼルネアスでメガガルーラ倒してゼルネアスでディアルガ倒してゼルネアスでメガレックウザ倒す()というポケモンでした。
(技解説
マジカルシャイン:両縛り状況を作って隣を動かしやすくできたり交代で有利対面を作れます、積むポケモンなので範囲技はあって困ることはないと思います。
ムーンフォース:確定数が大きく変わってくる技、マジカルシャインで粗く削っても両方から攻撃を受けると必然的に相対耐久が低下するためシャインよりも優先度は高い。
守る:立ち回り上確定)
ゲンシグラードン
実数値:197-198-161-×-111-142→197-220-181-×-111-142
○(レックウザの珠画竜点睛+神速確定耐えの準速。ゲンシグラードンは遅いものは弱いと思います、メガレックウザの珠流星耐えなどを意識してもどうしようもないと思う上にムーンフォース2耐えはかなり努力値が必要になってしまいます、後発死に出しで縛る役目にするなら素早さを活かせて数値もカバーできるのでいい感じです。)
同族とドーブル意識の準速HSベース。威嚇を入れられても断崖の剣×2+ゼルネアスの素のダブルダメージマジカルシャインで大体のゲンシグラードンを倒せるのでトリックルームを使用しない構築なら準速以上は必須。準速にする事で耐久に振り切った化身ボルトロス等の中速ポケモンの上から攻撃を入れることができます。技に関しては威嚇を入れられてもゼルネアスにいいように動かれない様に電磁波を採用しており電磁波があると対ゼルネアスで少し有利に立ち回ることができます。今大会は
GeSでゲンシグラードンを使う→断崖の剣外しが付きまとう
トリックルーム重力で命中率を補う→挑発持ちが多い環境、クレセリアがゼルネアスの起点になりやすくミラー等を考えると凍える風クレセグラのほうが強い→ただし断崖の剣外しが付きまとう
ゲンシカイオーガを使う→プレミ1つでゲンシグラードンにもゼルネアスにも負ける
このような印象で勝率を安定させるのは難しいルールだと思いました。
・以下ゲンシグラードンの断崖の剣、地震、どちらを採用するかという問題について副島君が残した迷言をどうぞ
「いいか?地震の威力が足りないなり大地の力で両縛りできねえなら
それはお前の構築が悪い
だが断崖を外したらそれは運負けでお前は悪くない
そういうことだ」
化身ランドロス
実数値:165-×-110-167-100-168
○構築初期から構築に入っているポケモン。調整段階では選出が最も少なく抜くことすら考えていたが相手のゲンシグラードンの処理が遅れるのとゼルネアスボーマンダグラードンミラーした時に優位に立てるので抜くことは出来なかった。めざめるパワー氷があれば相手の初手ボーマンダを縛りつつジオコントロールを積むことができる。
化身ボルトロス
実数値:186-×-90-145-136-140
○ドーブル抜きHDベース。ファストガード+ドーブルの択で殴る選択肢を加えることで対ドーブルに厚みが増す。GeSは圧倒的な種族値と性能を活かすためにサポートポケモンが一定数いるので展開において有利に立ちながら相手の展開を潰すことのできる悪戯挑発枠はスタンダード系の構築には欠かせない枠だと思っている。ファイアロー等に打つ一致打点の10万ボルト、試合を有利に運ぶことのできる電磁波、対特殊で詰めにもなり不利な状況をひっくり返せる威張る、展開阻止の挑発どれも抜くことができません。威張るの枠をイカサマで運用していた時もあったが不一致イカサマの火力不足が思ってたより弱かった。構築にイベルタルがいる訳でもないし技スペースは1つしか空いてないのでやはりここは威張る。
メガボーマンダ
○(炎耐性、水耐性、高いS、高一貫性の打点、制限枠を食わない、地面無効、威嚇、非常に優秀な種族値などGeSルールのメガ枠で最強だと思います。補完が優秀なので全国のランドロスポジション、先発後発どちらも行けることが違いだと思います。先発後発どちらも
実数値
171-178-100-139-90-167→171-198-150-149-99-189
特性:威嚇 持ち物:ボーマンダナイト
ワイルドさんの調整のコピーで最速、181-120レックウザを流星群で一発
持ち物も特性ももちろんこれで確定でしょう、メガ枠を食わなくて威嚇なので下手すればメガレックウザより強いかもしれません。
技解説
流星群:レックウザを縛りながらゼルネアスで積めるため確定
捨て身タックル:高一貫性の打点で耐久のある恩返しより優秀だと思います
追い風:追い風構築に弱くアローなどで上を取られ続けるときつい+クチートだけならグラードン後投げでケア可能であるため+晴れ大文字でもHD意地クチートに確定で耐えられるため
守る:縛りの状況を維持するためと威嚇を残せて大事に温存できるためこれも確定)
追い風の枠に関しては元は火炎放射や大文字の炎技が入っていたが全く打たなかったので副島君考案の追い風に。相手の中速ポケモンの追い風をこちらも貼って返し±0で有利付けることができた試合があったので感謝。
実数値:216-×-96-105-145-46 ※S個体値22~23
○3n、補正有ゲンシカイオーガ+1冷凍ビーム確定耐え、麻痺状態のメガレックウザ抜き、最遅クチート(S48)より遅い。
(構築としては3番目に入ってくるポケモンだと思います。怒りの粉でゼルネの積サポートと甘えたスイッチを許さないためです。トリックルーム下クチートやグラカイは眠らせてゼルネで半減でも押し切ります、後発主体
特性:再生力 持ち物:メンタルハーブ)
GeSの環境で物理技を使ってくる主要なポケモンは威嚇を入れてもモロバレルを1撃で処理できる火力があるのでD寄りの配分。Sに関してはメガレックウザに電磁波を入れた後ゼルネアスモロバレル等の並びが出来たときに神速を怒りの粉で吸う為の調整。トリックルーム下で先制でキノコの胞子打ちたいSラインがクチートで条件をクリアしている為採用。技の草結びですがトリックルーム下でゲンシグラードンを眠らせた後に有効なダメージソースとして機能することが多々あったのでクリアスモッグより優先。ボルトロスで先述しましたが相手の展開を阻止する挑発はこのルールだと必須級なのでそれを逆手に取れてゼルネアスサポートが一層厚くなるメンタルハーブ。相手の挑発持ちを沈黙させゼルネアスの次に活躍したポケモン。
※参考までに
ゲンシグラードン種族値 100-180-160-150-90-90
○以下選出パターンについて大会前からまとめていたメモみたいなもの、もちろん相手によっては記述されてる選出パターン以外の選出もする
■99%ゼルネグラ確定選出で残り2を一般枠から。構築コンセプトはゼルネアスジオコントロールで全抜き+ゼルネに強い相手にグラードンで相性補完、その他。
選出
1.+
○構築コンセプトを最も具現化しており多くなるだろうと思われる基本選出。初手でゼルネの苦手な高火力物理に威嚇を撒きつつボーマンダをモロバレルに下げながらゼルネ守る→粉ジオコンから無双する。相手はゼルネアスを無視出来ないためゼルネアス集中が多くなりがち。モロバレルを攻撃されても耐久が高いのである程度は保険が効く。この展開できついのは化身ボルトロス(悪戯電磁波組)なので挑発メタでバレルにメンタルハーブ。ジオコン積んだ後に再度粉しつつ"ムーンフォース"で確実にボルトロス(省略)を処理することで優勢。苦手なメガレックウザについてはマンダが初速、メガ後のSが両方レックウザに勝ってる為レックウザが襷を持ってない限り対面でマンダで処理可能なので優勢。
2. +
○1の亜種。構築に氷技が一貫しているので無理矢理電磁波等でサポートしつつゼルネアスでジオコン。ボルトロスモロバレルのサポート2枚同時選出する場合もある。
3. +
○主に対猫だまし、ファストガードサポート+ゼルネアス用初手。ジオコン積まれた後では対ゼルネアスはグラードン劣勢なので相手にサポートがいない場合電磁波断崖の剣で優勢、相手にファストガード(主にファイアローやゴウカザル等)持ちがいた場合グラードンで電磁波をゼルネアス、10万ボルトをサポートに打つ事で優勢。※基本相手にゼルネアスがいる場合対ゼルネ選出を優先させるが相手に化身ランドロスがいる場合だけ初手グラードンは投げない。猫ゼルネ展開に化身ランドロスが入ってる構築には選出択が生まれてしまうのが辛い。
4. +
○相手にクレセリアがいない(いても地面技が一貫する場合)場合初手ボルトランドで相手の展開を阻害していく。ゼルネアスが呼ぶディアルガ原始グラードンクチートギルガルドは全てランドロスで確定(HDギルガルドやチョッキディアルガ等の個体数が少なく意識する必要のないポケモンは除く)。ついでに相手のゼルネアスにもヘドロ爆弾で80%のダメージは期待出来る。最も選出が少ないパターン。
5. +
○相手の構築にゲンシグラードンとゲンシカイオーガがいる時のみ明確な意志を持って投げる。なりきりを持ってるだろうと思われるポケモン+カイオーガがよく投げられる印象。
○苦手な要素
一般枠だとゲッコウガ等の早い氷打点の持てるポケモン、ファイアロー、そして特に苦手だったのが凍える風を搭載しているゴツゴツメットクレセリア(相手のゲンシグラードンに上を取られるし氷技が基本的に受からない為)。クレセリアはゼルネアスの前では置物という少なく大きなアドバンテージを活かしゲンシグラードンが出てきた時の為にボーマンダを威嚇できる状態で控えさせ、ゼルネアスの試行回数を稼ぐ。大抵のゲンシグラードンならジオコントロール後ダブルダメージマジカルシャインとムーンフォースで処理が可能。マジカルシャインのダメージで相手の配分がわかるのでムーンフォースで落ちなさそうならボーマンダで追撃して処理。重いのは分かってましたが処理ルートを考えてなかったのでアドリブ、苦労しましたが苦手だと分かってる相手に全て勝てたのは大きかったです。
~感想と結果~
○今大会のGeneration Showdownは前々回のバトルレジェンド
前回のニコニコホウエンマッチ
の伝説系大会同様その圧倒的な種族値と性能を活かした強力な勝ちパターンを用意する必要があるのでジオコントロールを積む事によってほぼ全ての伝説に有利が付きそのままゲームエンドまで持っていけるゼルネアスを軸に。次にゼルネアスの隣に置くポケモンとしてジオコントロールの補佐をするのに猫騙し持ちのポケモンが挙げられますが
いろんな人に使ってもらえて嬉しかったです。